【暮らし】シンガポールで害虫駆除業者の訪問
我が家のシンガポールでの新居は晴れてGの住み家だったわけですが、満を持して見積もりを取ったIKARIさんが訪問してくださいました。
結論から言うと、本当に来てもらってよかったです。
これならコスパ以上の価値あり
その時の様子です
害虫駆除を呼ぶにいたるまでの経緯はこちら
https://www.outportmomcrew.com/pestcontrolsg/
作業員(スタッフのかた)
一人で現れた現地のお兄さん。
今からダイビングにでも行かれるんでしょうか?といわんばかりのガスボンベを背負って時間通りに登場
最初に我が子2人がリビングで遊んでいるのを見て、「これは使えないわ」とガスボンベを早々に玄関に放置。
「その重そうなガスボンベ、めちゃ効きそうだけど使えないの?」と聞くと「小さい子供には刺激が強いから使えない」と
代わりに大きな注射器に入ったピーナツバターのようなものをあちこちに仕掛けて根絶していくとのこと
ピーナツバターの成分は、コンバットの中身をジェル状にしたようなもの
植物由来なので、万が一少量が人間の体内に入っても安全だそう。
主にGをよく見る場所や部屋の間取りなどを聞かれ、さっそくキッチンから開始
キッチン
すべての場所をくまなくチェックしてくれますが、特に時間をかけて丁寧にみてくださる場所は
- ダストシュート
- 洗濯機の裏
- 床下の排水溝
- シンク下
- 引き出しの後ろ
- 各戸棚の金具部分
です。
一番に向かった先はダストシュート。
ダストシュートとはお部屋の中にあるごみ捨て場です
え、え、えええー!?というくらい手を突っ込んでくまなくチェック。(めっちゃ汚いのに…)
卵が無数にあったらしく、あれやこれやといろいろ器具を用いるも届かず。
そもそも低層階の我が家にとって、ダストシュートからGが上がってくることが安易に想像出来ていたので使用せず、太めのマステで完全に封印していました。
しかし衝撃の事実。
ダストシュートと配管を通す穴や隙間は繋がっているから、ダストシュートだけをふさいでも意味がない。
えー!(2回目)
ダストシュート横にある洗濯機をどけて、配管が通っている穴をチェック。
確かにそこからもGが上がってきている跡あり(死骸や糞の様子で分かるそう)
すぐさまその隙間をゴリラテープでふさぐよう指示がありました。
ちなみに、G侵入の原因となる穴や隙間をふさぐ作業は作業員の方からの指示を受けてこちらがやるシステムです
次に床下の排水溝を開けた瞬間、Gが待ってましたと言わんばかりに飛び出してきて、ゾワ。
素早く素手で握り潰すIKARIさん。えー!(3回目)
先ほど使えないとおっしゃったガスボンベをここなら害はないから使ってもいいかと聞かれ、もちろん快諾。
シャーと薬剤を噴射した後、テープでふさぐよう指示
そして問題のシンク下。
わたしが怪しんでべったべたにふさいでいた配管の隙間ではなく、棚のちょっと露出した木材の、ちょっとの隙間にライトを当てられ覗き込むと、そこにも無数の卵がありました。
もはや気持ち悪さを通り越し、プロの仕事に関心しだすわたし。
さらになぜか角にあいた、わずな穴からシンク下の壁1枚を隔てた場所(例の下駄箱があった場所)にも卵。
あらためて、シンガポールの物件って隙間だらけ、穴だらけ。
日本の職人さんの丁寧な作業からは想像もつかない雑な仕上がりから生まれる産物にことごとく卵があるやないか
とりあえず卵を全撤去し、ピーナツバターをしっかり塗ってもらいました。
そして引き出しの後ろには、意外な展開が待っていました。
重く大きい引き出しをどけると、床一面なにかの死骸。思わず出るわたしの渾身の「wow!」
小麦成分に寄ってくる “なんちゃらビートル” (聞き取れなかったけど詳しい情報はいらんよね)、小麦大好きな黒くて固い虫だそうで、先に住んでいた主人が引き出しを使っていなかったことを伝えると、きっと前の住人がここの引き出しに小麦類を保管していて使用時にこぼれていたんだろうとのこと
いやいやいやいや、入居前クリーニングの意味。
その他の部屋
わたしがキッチンの指示された場所を黙々と掃除している間に、奥のマスターベッドルーム、バスルーム、子供部屋、リビングなどくまなくチェック
食品を保存してあるキッチンほど時間はかかりませんでしたが、ほこりや髪の毛などもえさにしてしまうため油断は禁物。
ざっと侵入経路などを確認し、キッチン同様床下の排水溝をテープでふさぐよう指示され終了です。
所要時間
すべての部屋をチェックし終わるまで2時間ほどかかりました。
正直ここまで丁寧にみていただけると思っていなかったので、妙に達成感。(わたしは掃除しかしてないけど)
フォローアップに関して
この日から2週間程度は死骸や弱ってるGをけっこう見ると言われました。
2週間以上が経過しても元気に動いているGをみかけたらフォローアップを予約。
訪問前に準備しておいたほうがいいもの
- ゴリラテープ
- 使い古した歯ブラシ
- 死骸を掃除できる掃除道具(ほうき・ちりとり・ぞうきんなど)
洗濯機や重い引き出しなどをどけての作業になるので、指示されたときにその場で封印出来るよう強力なゴリラテープ・養生テープ(ローカルスーパーやDIYのお店などで手に入ります)などを準備しておくとスムーズです。
細かい部分の汚れを採取して形跡をたどっていくのに使い古した歯ブラシを求められる場面が多々ありました。
想像以上に死骸や糞が出てくるので、使用後は捨ててもいいものを準備しておくといいです。(掃除機は使いたくない。笑)
まとめ
作業員の方はおひとりでしたが、効率的かつ丁寧に見ていただいけてとても安心しました。
この3日後には生きているGはめったに目撃することがなくなりました。
次回は2週間たって呼んだフォローアップの様子です。
参考になれば嬉しいです!
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